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2024.08.26

基礎知識

業務用ブラシとは?使用場面ごとの求められる性能と選定の際のポイントを解説します。

業務用ブラシは、食品工場や飲食店などの業務環境において、衛生管理や清掃の要となります。本記事では、業務用ブラシの概要やメリットについて、また、特定の使用場面で求められる性能と選定の際に考慮すべきポイントについてお伝えしていきます。

業務用ブラシとは?

業務用ブラシとは、食品工場、飲食店、製造業などの業務環境での使うために特別に設計されたブラシです。これらのブラシは、通常の家庭用ブラシと比べて、耐久性や衛生性が高く、特定の清掃作業や衛生管理に特化して設計・製造されています。また、異物混入時のトレーサビリティ向上のために、カラフルな色によって製造されることが多くなっています。

高品質で適切な業務用ブラシを使用するメリット

業務用の高品質なブラシを使用することには、以下のようなさまざまなメリットがあります。

異物混入リスクの低減
食品工場、飲食店むけのブラシは、耐久性があり破断しにくい設計が施されています。そのため、ブラシの毛や部品が破損して製品に混入するリスクを低減できます。これにより、異物混入による製品の品質低下やリコールなどの重大なリスクを回避できます。仮に、破断してしまった際にも、目視で発見しやすいように、目立つ色の毛材が使用されることが多いです。また、金属探知機で発見できるように、金属を練りこんだ毛を用いた金検対応のブラシが使われることもあります。

衛生管理の向上
高品質な業務用ブラシは、抗菌加工が施されているものや、清掃後の汚れ残りが少ない設計になっているものが多いです。これにより、衛生管理の水準を高く保ち、食品や製品の安全性を確保することができます。特に食品工場や飲食店では、衛生管理が製品の品質と直結するため、非常に重要です。

効率的な清掃
高品質なブラシは、清掃力が高く、短時間で効果的に汚れを除去できるため、清掃作業の効率が向上します。耐久性も高いため、頻繁に交換する必要がなく、コスト削減にもつながります。これにより、作業効率が上がり、清掃スタッフの負担も軽減されます。

長寿命とコスト削減
初期費用が高いと感じることがあるかもしれませんが、高品質なブラシは耐久性が高いため、長期間使用できます。そのため、低品質なブラシを頻繁に交換する必要がなく、トータルコストの削減につながります。また、使用寿命が長いことで、廃棄や在庫保有・管理の手間を減らすことができます。

機械や設備へのダメージ防止
高品質なブラシは、適切な硬さや素材を使用しているため、機械や設備に過度な負担をかけずに清掃が可能です。これにより、設備の寿命を延ばし、メンテナンスコストの削減につながります。

プロフェッショナルなイメージの向上
高品質なブラシを使用することで、従業員や外部の監査機関に対して、会社が衛生管理や品質管理に真剣に取り組んでいるというプロフェッショナルなイメージを強調できます。特に、HACCP(Hazard Analysis and Critical Control Points)を導入している企業にとって、高品質な清掃ツールの使用は重要な要素となります。HACCPは、食品の安全性を確保するために、製造過程における危害要因を分析し、重要管理点での管理を行うシステムです。高性能な業務用ブラシを使用することで、HACCPの基準に適合し、衛生管理の徹底を図ることができます。これにより、外部監査や取引先からの評価が向上し、結果としてブランドイメージの向上にもつながります。

使用場面ごとのブラシに求められる性能と選定のポイント

業務用ブラシは、使用する場面に応じて求められる性能が異なります。ここでは、いくつかの代表的な場面とそれに適したブラシの選定ポイントを紹介します。

食品工場の生産ライン

求められる性能
生産ラインでは、細かな食品の残留物や汚れを完全に除去する必要があります。使用される頻度も高く、耐久性も求められます。また、異物混入を防ぐため、破断しにくい素材のブラシが適しています。

選定ポイント
ラインの構造に応じた形状のブラシを選び、抗菌加工が施されているかを確認します。また、金属検出可能な素材を選ぶことで、異物混入リスクをさらに低減できます。

また、食材の洗浄工程では青色のブラシ。食材カットの工程では赤色のブラシ。といったように工程ごとで異なる色を使うことで異物混入時の原因究明に役立ちます。

 

飲食店

求められる性能
飲食店では、日々の営業後の清掃が重要です。特に、厨房やカウンター周りの清掃では、油脂や食材のカスを効率的に取り除けるブラシが必要です。

選定ポイント
硬さが適度で、しつこい汚れも簡単に除去できるブラシを選びます。使いやすいサイズと、持ち手が滑りにくいデザインも重要です。

 

フロアの油脂や汚れの除去

求められる性能
フロアには、油脂やホコリ、食品カスなどがこびりつきやすく、これを効果的に除去するために強力なブラシが必要です。

選定ポイント
耐久性が高く、汚れをしっかりと掻き出す硬めのブラシが最適です。また、広い範囲を一度に清掃できるサイズのブラシを選ぶと、清掃作業の効率が向上します。

 

タンクや容器の内部清掃

求められる性能:
食品や液体の製造過程で使用されるタンクや容器の内部は、衛生管理が特に重要な場所です。内部の隅々まで届くように設計されたブラシでしっかりとした清掃が求められます。特に、狭い開口部や深さがある容器では、柔軟性がありながらも頑丈なブラシが必要です。

選定ポイント:
タンクや容器の形状に合わせたブラシの選定が重要です。例えば、長い柄や可動ヘッドを持つブラシは、内部の隅々まで届きやすくなります。

 

ベーカリーや菓子製造ラインの設備清掃

求められる性能:
ベーカリーや菓子製造ラインでは、粉状の材料や生地の残留物が設備に付着しやすいため、これらをしっかりと除去するための柔らかいながらも効果的なブラシが求められます。また、製品に直接触れる部分の清掃では、異物混入リスクを最小限に抑えるための耐久性の高いブラシが必要です。

選定ポイント:
ブラシの毛が柔らかすぎず、しっかりと残留物を取り除けるものを選びます。また、ブラシのサイズが清掃する機械のパーツに合うように選び、隙間や角をしっかり清掃できるデザインのものを選ぶことが重要です。耐熱性のあるブラシも選択肢の一つです。

 

当社の製品事例紹介

HPハンドブラシM

HPハンドブラシM

詳細説明

お客様の声をもとに作成したハンドブラシのスタンダード形状です。食品工場向けの業務用に進化させました。ひょうたん型のハンドルは、握りやすさ・作業性の向上・耐久性のバランスに優れています。握りやすいグリップ形状で、残渣が残りにくいブラシです。すべり止め防止用の凹凸と残渣が残りづらい角にカーブをつけています。毛材は、三角柱繊維、硬めで汚れ落ちがが良く、こびりついた汚れなどに最適です。大型のフック穴は、様々なフックに対応し、掛けやすく外しやすい形状です。樹脂素材は、落下による割れ・欠けなどを防止する粘りのあるポリプロピレン(PP)を使用しています。

ブラシの詳細はこちら

 

HPMハンド磁性ブラシS

HPMハンド磁性ブラシS

詳細説明

唯一無二の色付き金検対応の特殊毛材。通常に毛材に特殊金属を混ぜ込んで、糸状に成型をおこなっております。金属の含有率は、ブラシを機能を損なわない程度で最大の含有率です。金属を混ぜるだけでは、カラーコントロール(色付け)はできないため、特殊な製法によりカラー金属入りを実現しております。目視でも確認でき、金属検出器にも反応する世界初の毛材を植毛しております。ハンドル部分は、小型サイズなので特に女性に大人気なサイズ感です。ブラシボディはソリッドタイプのポリプロピレンを使用しました。頑丈なため、異物混入の危険性を軽減。菌類の繁殖も防ぎ、すぐれた衛生性を持ちます。

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HPスキマブラシ

HPスキマブラシ

詳細説明

細い隙間の洗浄に特化したコンパクトブラシです。持ち手部分はステンレスでできており、他商品とは異なる仕様です。握る部分は平たく加工されており力を込めて握りやすくなっています。また、穴が開いているため吊り下げて保管できます。本体の厚みが5mmと超薄型の設計で、手や通常のブラシでは届かない細いスキマも楽に洗浄することが可能です。使用毛材は0.4と中間程度の細さですが、13mmと短めにそろえた毛の根元をしっかり留めているので硬めの仕様となります。固着した油汚れなど、頑固で落ちにくい汚れを落とすのに最適とのお声をいただいております。

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まとめ

業務用ブラシの選定は、食品工場や飲食店の衛生管理において非常に重要です。高品質なブラシを選ぶことで、異物混入リスクを低減し、効率的な清掃を実現できます。特定の使用場面に応じた最適なブラシを選ぶことが、作業の効率と品質の向上に繋がります。

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