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2025.02.26

基礎知識

ブラシの毛の混入をゼロにする!金属探知機対応ブラシとは?

食品工場における異物混入対策の重要性

 

食品工場において、異物混入対策は製品の安全性と品質を確保するために不可欠です。食品に異物が混入すると、消費者の健康被害や企業の信頼失墜、リコールなど、深刻な事態を引き起こす可能性があります。そのため、食品工場では、HACCPなどの衛生管理システムに基づいた異物混入対策を徹底することが求められています。

異物混入の原因は、製造工程における人的ミス、設備の不具合、原材料の汚染などさまざまです。中でも、金属片などの異物は、重大な健康被害につながる可能性が高く、特に注意が必要です。これらの異物を除去するために、金属探知機は食品工場において重要な役割を担っています。

金属探知機は、磁力や電磁波を利用して、食品に含まれる金属異物を検出する装置です。食品工場では、製造ラインの最終工程などに金属探知機を設置し、製品に金属異物が混入していないかを検査しています。金属片の混入経路は複数考えられますが、使用されているネジやパーツがサビにより脱落し、混入する場合が多くございます。

>>ブラシメーカーが解説。HACCP対応ブラシで食品工場の衛生管理を強化!

異物混入の経路

食品工場での異物混入の経路は、大きく分けて以下の4つがあります。

原材料:野菜や果物などに付着した土砂、虫、など
製造工程:製造ラインの設備、作業者の毛髪、落下物など
包装工程:包装材の破片、異物の付着など
清掃工程:清掃用具の破損、ブラシ・スポンジの破片など

この中でも今回取り上げるのは清掃のためのブラシの毛の異物混入です。ブラシは、食品の洗浄や加工に使用されるため、破断した毛が食品に混入するリスクがあります。ブラシの破断毛は、金属検知機では検知できず、見落とされる可能性があります。そのため、ブラシの破断毛による異物混入は、食品工場にとって大きな課題となっています。

このような異物混入のリスクを低減するためには、食品工場ではHACCP基準に適合する食品工場向けブラシを使用することが必要です。食品工場向けブラシは、異物混入のリスクを低減するために、色分けが可能です。また、ブラシで丈夫な構造であり、衛生面、生産性などの観点から様々な工夫が凝らされています。また、トレーサビリティの観点からも、食品工場向けブラシは重要な役割を果たします。

ブラシは、食品の洗浄や加工に使用されるため、抜けてしまった毛、破断した毛が食品に混入するリスクがあります。しかしあくまでこの食品工場向けブラシは、樹脂であり、金属探知機では検知できません。当社の食品工場向けブラシ(HPシリーズ)も樹脂素材であり、金属探知機には反応しません。ブラシの抜け落ちた毛、破断した毛は、金属探知機では検知できず、見落とされる可能性があります。

このような課題を解決するために開発されたのが、当社の金属探知機対応の磁性ブラシ(HPMシリーズ)です。

 

金属類以外の異物は、従来の異物混入対策としては、目視検査などが一般的でした。

ブラシは、食品の製造工程、洗浄に使用されるため、破断した毛が食品に混入するリスクがあります。ブラシの破断毛は、金属探知機では検知できず、見落とされる可能性があります。そのため、ブラシの破断毛による異物混入は、食品工場にとって大きな課題となっています。

このような課題を解決するために開発されたのが、金属探知機対応の磁性ブラシです。磁性ブラシは、毛材に金属粉を含有させたブラシです。毛材に金属粉を含有させることで、ブラシ自体が金属探知機に反応するようになります。そのため、ブラシの毛が食品に混入した場合でも、金属探知機で検知することができ、異物混入のリスクを大幅に低減することができます。

 

 

 

当社の磁性ブラシが金属探知機に確実に検知される理由

当社が提供している磁性ブラシ(HPMシリーズ)は毛材の感知力確認テストを何度も重ね、食材ごとの反応や、破断した毛の長さ毎の反応などを数値化しております。ある確認テストの詳細を紹介させていただきます。

本テストでは、小型の金属探知器 BMD-0835NIIを用いたテストです。6種の食材に5㎜~40㎜の毛材を混ぜ、3方向からどれほどの電圧で、毛材を検知できるか確認しております。できる限り実検査に近づけた検知を計測するために、自動設定を用いて設定を行いました。

実施の結果は下記のとおりです。

金属検知器 試験結果表

金属探知器 試験結果表

赤字で表記が検知できた数値となります。結果を見ると、食材により反応が違いますが、いずれの食材においても毛材20㎜以上のものについては検知ができております。

ブラシの毛が異物混入となる場合は、毛が破断するのではなく、毛が抜けてしまう場合がほとんどです。実際の場合は10㎜以下の破断は少なく、導入いただいているお客様からも、「検知器で引っ掛かるため、導入後は異物混入が起きなくなった」とのお声を多数いただいております。

 

 

当社の磁性ブラシの特徴

カラーバリエーションをそろえた唯一の磁性ブラシ!

金検対応の磁性ブラシは他社メーカー品もございます。しかし、磁性ブラシで、ゾーニングが可能なカラーブラシは当社だけです。衛生管理の観点から、色分けして使用したいというお客様のご要望にお応えし、豊富なカラーバリエーションをご用意しております。

 

30%超の金属を含有、均一に混ぜ込んでおり、ばらつきがなし!

当社の磁性ブラシは、毛材の樹脂に練りこむことができる最大量(30%超)の金属を練りこんでおります。また、練りこむコンパウンド工程においては、樹脂と金属を均一に混ぜこんでおります。このため、反応のばらつきがなく、確実に金属探知機に反応します。

 

毛材のサンプルを無料提供したします!

お客様に安心して磁性ブラシをご使用いただくために、サンプル毛材を無料提供しています。まずは、サンプルの毛材をご使用の金属探知機に通すことで、実際に磁性ブラシが検知されることを確認することができます。金属探知機の設定を変えると反応する可能性もございますので、まずはお問い合わせいただき、お試しください。

 

 

金検対応ブラシをご紹介

HPMハンド磁性ブラシ丸型

唯一無二の色付き金検対応の特殊毛材。通常に毛材に特殊金属を混ぜ込んで、糸状に成型をおこなっております。金属の含有率は、ブラシを機能を損なわない程度で最大の含有率です。金属を混ぜるだけでは、カラーコントロール(色付け)はできないため、特殊な製法によりカラー金属入りを実現しております。目視でも確認でき、金属検出器にも反応する世界初の毛材を植毛しております。真上から握る事ができるハンドブラシで、力が入りやすい形状になります。毛量が多いので、こびりついた頑固な汚れ落としにも適しています。飲食店様の中華鍋洗浄や食品工場様の広い面のばんじゅう等の洗浄に使用されています。他社にはない吊り下げ保管可能なフック穴があるため、衛生的に保管することが可能です。他社海外製にと比べると持ち手が高くないので握りやすい形状で清掃しやすくしています。耐熱性が高く食洗器でも洗浄できるので衛生的にご使用いただけます。

>>詳細はこちら

 

 

HPM磁性パイプクリーナー

 

グリップはソリッドタイプのポリプロピレンを使用しています。芯線にステンレスを使用しているので、腐食・サビに強いため繊維の抜け落ち等のリスクを軽減します。
機器内等のすみずみまで清掃できる使い勝手にすぐれた構造設計です。ゴミや使用状況に応じたカスタマイズが可能です。唯一無二の色付き金検対応の特殊毛材。通常に毛材に特殊金属を混ぜ込んで、糸状に成型をおこなっております。金属の含有率は、ブラシを機能を損なわない程度で最大の含有率です。金属を混ぜるだけでは、カラーコントロール(色付け)はできないため、特殊な製法によりカラー金属入りを実現しております。目視でも確認でき、金属検出器にも反応する世界初の毛材をネジリこんでおります。
※基本はグリップエンドに、先端始末がUターンタイプとなります。

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>>ブラシラインナップ一覧はこちら

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。本記事では、ブラシの抜けた毛、破断した毛を異物混入させない方法として、金属探知機器対応の磁性ブラシを紹介いたしました。HACCP対応ブラシや、本記事で紹介した、磁性ブラシなども用いることで、顧客に対する信頼や保証が向上します。

食品工場 ブラシ選定ナビを運営する株式会社高砂は最新設備の導入と自社金型・自社植毛による完全一貫管理体制を確立しています。ブラシにおける汚れを落とす基本性能はそのままで、「抜けない」「欠けない」といった品質の作りこみを強化しています。「高砂製品は問題を起こさない」というお客様の声が当社の原動力であり、お客様に更なる貢献が出来るように邁進しています。

>>お問い合わせはこちら

 

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