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2024.06.16

基礎知識

毛が抜けにくいブラシを解説! 当社の毛が抜けにくいブラシもご紹介!

ブラシの毛が抜けにくいことは、単に毛の素材や機械的な取り付け方法によるものではありません。実際には、製作時の温度・湿度やハンドルの素材など、様々な条件に適応してブラシを製作する必要があります。ここでは、毛が抜けにくいブラシを製作する際の重要な条件と、それらの条件を考慮した製作のポイントを紹介します。

また、当社のブラシについても詳しく紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。

毛が抜けにくいブラシを製作する上で、考慮する条件とは?

毛が抜けにくいブラシの製作において、毛を取り付けるハンドルの穴の大きさや直径は一定ではありません。これは、外的な条件により毛やハンドルの性質が変化するためです。したがって、毛が抜けにくいブラシを製作する際には、以下のような条件を抑えておくことが重要です。

①製作時の気温

夏は毛もハンドルも柔らかくなり、冬は硬くなります。
また、植毛機のコンディションも季節によって異なるため、それに適応する必要があります。

②ハンドルの厚み

厚みのあるハンドルは成形後のバラつきが大きいため、
同じハンドルでも各々の厚みを考慮して毛を取り付ける必要があります。

③ハンドルの着色料

色によって成形後のサイズや摩擦係数が変わるため、
着色料による変化も考慮する必要があります。

 

これらの条件を踏まえ、各条件を考慮した上での製作ポイントを次にご紹介します。

毛が抜けにくいブラシを製作するポイントをご紹介!

先ほどご紹介した条件を踏まえ、毛が抜けにくいブラシを効果的に製作するためのポイントを詳しく説明します。

①止まり穴の直径

穴の直径は、樹脂の摩擦係数や毛の太さに応じて3mmから5mmの間で設定しており、0.1mm刻みで細かく調整を行います。穴が小さすぎると毛が固定されず、大きすぎると毛が抜けやすくなるため、適切なサイズ設定が不可欠です。

②止まり穴の深さ

止まり穴の深さも重要で、深すぎると穴同士が干渉し、ハンドルを貫通するリスクがあります。一方で、穴が浅すぎると植毛の強度が確保できません。

③毛の量

ハンドルに使用される樹脂の滑りやすさや、夏場の毛の緩さに応じて、毛の量を調整する必要があります。毛量が少なすぎると、抜けやすくなります。

 

これらの3つのポイントは、毛が抜けにくいブラシを製作する上で非常に重要です。外的な条件に応じてこれらのポイントのバランスを適切に調整し、製品の品質を保つ必要があります。

毛が抜けにくいブラシを使用するメリットとは

毛が抜けにくいブラシを使用することは、食品工場にとって非常にメリットがあります。

下記にて、毛が抜けにくいブラシを使用するメリットを紹介いたします。

①ランニングコストの削減に繋がる

食品工場では、異物混入を防止するため、通常のブラシよりも交換頻度が高く設定されています。これはコスト増加に繋がりますが、毛が抜けにくいブラシを使用することでランニングコストの削減に大きく貢献できます。

②異物混入の防止に繋がる

毛が抜けにくいブラシは異物混入を防ぐことにも繋がります。

当たり前ですが、毛が抜けにくいとブラシの毛が食品に付着する可能性が減るからです。

上記のように、毛が抜けにくいブラシを使用することで2点の大きなメリットがあります。

コスト削減や異物混入対策への見直しをされておられましたら、当社のブラシは毛が抜けにくいためおすすめです。下記にて、当社のブラシがなぜ毛が抜けにくいかご説明いたします。

毛が抜けにくいブラシを製作する上での、当社の取り組み

当社では、ブラシの製作において機械的な方法だけではなく、熟練職人の手作業による品質管理を重視しています。季節や環境の変化により、ブラシの毛の性質が変わるため、通年同じ条件での製作は難しいです。そのため、当社では現物と数値・品質が同じになるまで徹底的にテストを行い、条件出しを行います。具体的には、ブラシの毛やハンドルの素材の特性を考慮し、最適な製作条件を見つけ出すための試行錯誤を繰り返します。このプロセスにより、安定した品質のブラシを製作することが可能となります。

機械の条件出しは、エンジニアによる調整が非常に重要です。最適化された条件によって、抜けにくいブラシを量産することが可能になります。エンジニアは、機械の設定や動作を詳細に分析し、最適なパラメータを見つけ出すことで、製品の品質を保証します。これにより、当社のブラシは耐久性に優れ、長期間にわたって使用できる製品となります。当社では、ブラシの色によっても条件出しを変えています。色によって素材の特性や反応が異なるため、それぞれの色に応じた最適な条件を見つけ出す必要があります。これにより、色ごとに均一な品質のブラシを製作することができます。

当社では、15分に1回の頻度で検査を行い、製品が良品であることを確認しています。この検査では、ブラシの毛を手で引っ張り、抜けにくさを確認するとともに、植毛状態を目視でチェックします。これにより、製品の品質を常に高いレベルで維持することができます。通常、ブラシの製作はロット単位で行われますが、当社では小ロットでの製作にも対応しています。小ロットの場合でも、条件出しをシビアに見直し、品質を確保しています。また、最新鋭の機械を使用しており、PC制御によって細かい調整が可能です。これにより、小ロットや特注品の製作も迅速かつ高品質に行うことができます。

当社では、ブラシの毛をハンドルに取り付ける作業を機械的に行うのではなく、熟練職人が手作業で行っています。職人は、毛の一本一本を丁寧に調整し、ハンドルに取り付けることで、抜けにくいブラシを製作しています。この手作業により、機械では達成できない精密さと品質を実現しています。さらに、ハンドルの状態も非常に重要であるため、外観検査を実施しています。ハンドルに傷や不良がないかを確認し、完璧な状態で毛を取り付けることで、高品質なブラシを製作しています。このように、当社では機械の最適化と熟練職人の手作業を組み合わせることで、高品質で抜けにくいブラシを提供しています。お客様のニーズに応じた特注品や小ロット製作にも対応し、常に最高の品質を追求しています。

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