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2024.04.21

基礎知識

食品工場用のブラシで異物混入を防ぐ!ブラシの選定方法と当社の製品をご紹介いたします!

1.食品工場用のブラシに求められることとは?

食品工場での異物混入は、製品の品質や安全性に影響を及ぼす可能性がある重大な問題です。そのため、特に食品工場での品質管理や衛生管理は厳格で、食品の製造過程で異物が混入することは最小限に抑えるべきです。

食品工場 ブラシ選定ナビを運営する株式会社高砂は、そういった食品工場の品質面・衛生面を保つためにブラシを製作販売しております。

食品工場用のブラシは具体的に、機械・調理器具の洗浄に用いるものになります。その中で、食品のカスやブラシの毛が食品に混入しないようにすることが求められます。

こちらでは、食品工場用のブラシに求められることをご紹介いたします。

①ブラシの毛が抜けない・切れないこと

ブラシの毛が食品に入ってしまうことは、異物混入と言えます。
そのため、毛が抜けず・切れないブラシを使用する必要性があります。
ちなみに、上記のようなことが起こりうる素材として天然繊維があります。

②洗浄力が高いブラシであること

ブラシは、洗浄力が高いものが必須となります。

具体的には、残渣をしっかり除去でき、菌の繁殖を防ぐ殺菌力が高いものが好ましいと言えます。
また、残渣を放置していると害虫が発生してしまう原因になります。

③使用場所で色分けができるブラシであること

ブラシは使用場所によって、色分けできる必要があります。理由は、下記2点あります。

・異物混入した際に特定しやすくするため

⇒ブラシの色を分けておくと毛の色でどこのブラシが原因かすぐ特定でき、迅速にブラシの交換ができます。

・細菌が工場全体に拡散することを防止

一部区画で発生した細菌が、工場全体に拡散するのを防ぐためにブラシを分けて防止する必要がございます。

・アレルゲンごとで使用する場所を分ける

⇒ブラシをアレルゲンごとで分けずに使用すると、アレルゲンが混入するはずのない食品に混入してしまいます。そのアレルゲンに対して、アレルギー症状を持つ方が摂取してしまうとなんらかの症状が出てしまうため分けて使用する必要があります。

 

④目視でブラシの毛が食品に混入したことがすぐ確認できること

例えば、毛に青色を使用することで、食べるものに無い色なため視覚的に確認ができ、異物混入を防ぐことができます。

 

上記のように、異物混入を防ぐために食品工場にあったブラシを求める機能や仕様に併せて選定する必要があります。下記にて、食品工場におけるブラシのラインナップをご紹介いたします。

2.食品工場用のブラシの種類をご紹介!

こちらでは、当社の食品工場用のブラシをご紹介しております。
ぜひ、ご確認ください。

 

①ハンドブラシ

お客様の声をもとに作成したハンドブラシのスタンダード形状です。食品工場向けの業務用に進化させました。ひょうたん型のハンドルは、握りやすさ・作業性の向上・耐久性のバランスに優れています。握りやすいグリップ形状で、残渣が残りにくいブラシです。すべり止め防止用の凹凸と残渣が残りづらい角にカーブをつけています。毛材は、三角柱繊維、硬めで汚れ落ちがが良く、こびりついた汚れなどに最適です。大型のフック穴は、様々なフックに対応し、掛けやすく外しやすい形状です。樹脂素材は、落下による割れ・欠けなどを防止する粘りのあるポリプロピレン(PP)を使用しています。

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②たわし

HPタワシ

HACCP対応のタワシで5色展開のため色分けが可能です。機械により生産をおこなっており、品質にバラツキが少なく、抜け強度の高いタワシになります。エンド加工はキャップ式になっており洗浄物をキズつけにくくなっています。繊維の復元性が高く毛にクセがつきにくくなっています。ハンドブラシ等の植毛ブラシに比べ、形状効果により水切れがよく、残渣がたまりにくく、残渣を取り除きやすいので菌類の繁殖を防ぎます。市販のタワシに比べると耐久性が非常に高く重宝している。国内製造で欠品もないので助かっていますというお声をいただいております。

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③ユーティリティーブラシ

HPユーティリティブラシ(ミディアム)

持ち手付きのコンパクトブラシです。持ち手部分は指に沿った凹凸がデザインされており、角ばった形のため握りやすく滑りにくい設計です。薄型かつ細長い形状で、手や大型のブラシが入らない、細かい部分の清掃にお使いいただけます。ヘッドの先端を上向きにカーブさせて先端部分まで植毛することで台木が直接清掃箇所に触れるのを防ぐとともに、先端部を使って隅々まで汚れを落とすことができるよう工夫をしています。使用毛材は0.4mmと中間程度の細さですが、植毛の密度が高く、毛丈が15mmと短いためやや硬めの仕様で、ゴシゴシ擦り洗いをすることができます。器具洗浄はもちろん、魚の切り身を骨に沿って洗浄するのにお使いいただくお客様もいらっしゃいます。

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④ミニパイプブラシ

HPミニパイプブラシはノズルや小さい配管洗浄、細かい箇所の清掃に最適な製品です。また、パイプ内の掃除等、製造機器の内部等の洗浄を行うのに最適です。本製品は復元性の高いポリエステル素材を使用していますので、耐久性と衛生性にもすぐれています。

芯線はステンレスを、フィラメントにはポリエステルを使用しています。

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⑤水切りブラシ

ヘッドに金具を一切使用しておらず、ワンタッチでゴムを装着できるシンプル構造のため、異物混入の危険性を軽減。柔らかい素材のゴムを使用しているため、様々な床面に対応します。

ゴムのみ交換が可能なため、経済的。※HPアルミ柄を取り付けてご使用頂けます。

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⑥デッキブラシ

20㎝幅のデッキブラシです。広い箇所の清掃におすすめです。丸みを帯びた形状なので、壁に当たっても傷つきにくい構造です。※HPアルミ柄を取り付けてご使用頂けます。頑丈なため、異物混入の危険性を軽減。菌類の繁殖も防ぎ、すぐれた衛生性を持ちます。繊維の復元力が高く、クセがつきにくいです。ハードタイプは他社にない0.6mmの太い毛を使用し硬いため、頑固な汚れやこびりつき洗浄に最適です。

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⑦ベーカリーブラシ

HPベーカリーブラシ(ハード)

ハンドル付きのブラシです。植毛部が台木に沿って長めに取られており、小さなほうきのようにお使いいただけます。使用毛材は0.4mm、毛丈は50mmと長めで柔らかすぎず硬すぎない使用感です。グリップ部分が四角くなっているため粉末等が付着しても滑りにくく、長時間使用しても疲れにくい形状です。先端には吊り下げ用の穴がついており、衛生的な保管が可能です。粉末や細かいゴミの掃除に適しており、カウンターやテーブルの掃き掃除、機械上のゴミ集め等におすすめです。製粉工場様、製麺工場様等、粉体を扱うお客様より使いやすく重宝しているとのお声をよくいただきます。

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⑧歯ブラシ型ブラシ

HP歯ブラシ型ブラシ5個入

ありそうでなかった歯ブラシ型のブラシです。1袋に5本入っており気軽にご使用いただけます。実際の歯ブラシと同じ形の台木に線径0.2mmの細い繊維を植毛しており、硬すぎず柔らかすぎない絶妙な使い心地です。誰もが慣れ親しんだ形状で、どんな向きでも力を入れやすく、小回りが利くため細かい部分や洗いにくい箇所の清掃に最適です。市販の歯ブラシよりも耐久性の高いプラスチック繊維はコシが強く、頑固な汚れも落とすことができます。実際にご使用いただいたお客様からは、清掃用に購入した市販の歯ブラシでは取れなかった茶渋がきれいに取れたとご満足のお声をいただきました。

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⑨ディッシュブラシ

HPディッシュブラシ ワイド

ハンドル付きの小型なブラシです。植毛部が幅広に設計されているワイドタイプで、スリムタイプと比べると広めの箇所を清掃するのに向いています。小回りの利くサイズ感で、女性の方でも気軽にお使いいただくことができます。また、用途を問わず様々な場所でご使用いただけるブラシです。線径は0.4mmで柔らかすぎず硬すぎないちょうどいい硬さの使用感で総重量は82gと取扱いのあるブラシの中でも軽量な部類です。平型に加工された持ち手部分はやや角度のついた設計で、腰より下の位置で使う際にかがまずに使用でき、身体への負担を軽減できます。食品工場のお客様からは、靴底洗いなどに使用しやすいとのお声をいただいております。

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⑩洗車ブラシ

HP洗車ブラシ

長いハンドル付きのブラシです。ハンドル部は指に沿った凹みがデザインされており、握りやすく滑りにくい設計となっています。長細い形状のブラシで、手や短いブラシでは届かない箇所の清掃にお使いいただけます。ヘッドの先端を上向きにカーブさせて先端部分まで植毛することで、台木が直接清掃箇所に触れるのを防ぐとともに、先端部を使って隅々まで汚れを落とすことができるよう工夫をしています。毛材の線径は0.4mmでソフトタイプ、かつウェーブ仕様で空気を含みやすく、洗剤の泡立ちが良くなります。適度に毛が開くため広い面の清掃に向いています。ハンドル先端には吊り下げ用の穴がついており、衛生的な保管が可能です。

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3.食品工場におけるブラシの交換時期とは?

清掃用ブラシの管理は、衛生管理をする上で非常に重要になります。ブラシは日々の清掃活動で頻繁に使用されるため、適切な交換時期の把握が必須となります。具体的には、ブラシは最長で3か月から6か月の期間使用した後に交換することが推奨されています。この期間を過ぎると、ブラシ内部での菌の繁殖が進み、食品工場の衛生状態を著しく損なう可能性があります。

また、消毒を定期的に行うことで菌の繁殖はある程度抑制できますが、ブラシの毛穴内でも菌は繁殖するため、完全な予防は難しいとされています。そのため、定期交換をすることを推奨しております。これは、抜け落ちた毛が食品に混入するリスクを避けるためです。

さらに、食品工場では定期的な衛生監査が行われますが、この監査前にはブラシを新しいものに交換することが一般的です。監査は周期的に設定されており、そのタイミングでブラシを新しくすることで、監査時の衛生状態を最適なものに保つことができます。

①ブラシは基本的に定期的な交換が必要

②交換してても、不良は起こる

それが下記になります。

【ブラシ 不良品】

・1本でも毛が抜けたもの

・毛が開いてきたもの

・毛の根本に残渣が溜まっているもの

こういうときは、すぐ交換することを推奨いたします。

4.食品工場の実際の課題解決事例をご紹介!

こちらでは、食品工場用のブラシにおける当社の課題解決事例をご紹介いたします。

 

①洗剤の泡立ちを向上させるブラシの毛材選定

お客様は他社メーカーのブラシを使用していましたが、毛がストレートで洗剤の泡立ちが悪いということでご相談いただきました。そこで、お客様の使用環境を確認し、当社の洗車ブラシを提案しました。当社の洗車ブラシに変更したところ・・・

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②冷凍食品工場で異物混入を絶対に起こさないための対策

お客様が冷凍食品工場を新設するということで、万が一ブラシの毛材が異物として混入しないように、ゼロから商品設計をしました。特に、冷凍食品は賞味期限が長く、店舗に置いている時間が長いために、万が一不良が出た際の回収数が莫大になるため検品の強化は非常に重要となります。そこで、食品工場ブラシ選定ナビを運営する高砂では、冷凍食品工場専用の磁性ブラシを開発しました。本製品は・・・

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③給食工場で発生するブラシの毛切れをゼロに!

従来より、お客様は汎用品のブラシを使用されていましたが、ブラシから抜け落ちる毛を始めとした異物混入が年間数回起きているとご相談をいただきました。そこで、お客様の使用環境や使用方法などについて、詳細なヒアリングを実施しました。ヒアリングの結果、食品工場ブラシ選定ナビを運営する高砂ではハンドブラシをご提案いたしました。当社のハンドブラシに買い替えた結果・・・

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